中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
定期テスト前日は焦りがあればあるほど、勉強時間を伸ばしてカバーしようとしてしまいがち。
「前日をどう過ごすのか」によって、テスト当日に差が出てきます。理想的な定期テスト前日の過ごし方を一緒に確認していきましょう。
① 睡眠時間をしっかりと確保する
定期テストに不安があれば「もう少し勉強しなきゃ」と思い、ついつい寝る時間が遅くなってしまうのも分かります。
しかし、睡眠時間の確保は、当日に集中してテストを受けるためにも、体調を整えるためにも重要です。
中学生の理想の睡眠時間は8時間ですが、それが難しかったとしても7時間は確保したいところ。
起きる時間から逆算して寝る時間を決め、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
② 苦手な単元の最終チェックをする
定期テスト前日の勉強は、テスト範囲すべてをやろうとすると時間が足りません。
時間が足りないなか急いでたくさんの量を詰め込もうとすると、結果的に少ない量しか覚えられない可能性があります。
そこで、苦手な単元の最終チェックを中心に行いましょう。
「自分が間違いやすい問題や不安な問題だけピックアップして解く⇒間違い直しをする」といった方法も有効です。
分かっている部分はサラッと復習する程度にして、苦手な単元の最終チェックをすると点数をさらにグッと伸ばすことができます。
③ 根詰め過ぎずいつもと同じように過ごす
テスト前日の夜ベッドに入っても「なかなか眠れない」なんてことになってしまったら、①の「睡眠時間をしっかりと確保する」ができなくなってしまいますよね。
なかなか眠れない状態は、交感神経が優位になっている状態です(簡単にいうと、脳が興奮しているような状態ですね)。
寝る前ギリギリまで勉強したい気持ちも分かりますが、勉強時間をいつもより増やす必要はありません。
体調と心の状態を整えることが大切ですので、勉強時間を伸ばさずにいつも通りに過ごし、リラックスした状態でベッドに入るようにしましょう。
親御さんには「今までテスト勉強を頑張っていたから大丈夫だよ」など、お子様が自信を持てるような声掛けをお願いしたいです。
テストとなると緊張してしまいますが、なるべく落ち着いて問題が解けるように前日の過ごし方の参考にしてくださいね。