中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
中学校1年生のみなさんは、小学生のときにくらべて新しい友だちが増えたかと思います。
学校のルールが変わり、友だち同士の遊び方にも変化があったのではないでしょうか。
そこで今回は、子ども同士の遊びについて一緒に考えていきましょう。
小学生⇒中学生で子どもの行動範囲が広がる
小学校から中学校に上がり、新しい友だちが増えたことは親として嬉しい点かと思います。
今までは子どもだけで遊びに行ける場所が小学校の学区内だけでしたが、中学生になると行動範囲も広がりますよね。
「友だちと、こんな場所に行きたい!」「これだけお小遣いを使いたい!」とお子様から言われた親御さんもいらっしゃいますし、今後もそのようなお子様の意見は増えていくことが予想されます。
ただ、それをそのまま聞いてあげられるのかというと、そういうわけにもいきませんよね。
家庭のルール
中学1年生のお子様がいるご家庭では、子どもの成長に合わせてルール変更を行ったご家庭もあるかと思います。
しかし、他の家庭のルールを聞いて「そこまで許容してもいいものなのか?」と疑問を抱いたり、他の家庭とのルールの差を知って「家庭のルールをどこまで守らせるべきか?」と悩んだりしている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
他の家庭よりも厳しいルールを設けた場合、「子どもにどう折り合いをつけさせるか?」が問題となりますよね。
他の家庭との違いをどうする?
そもそも、家庭のルールを設けている理由は、家庭の教育方針であったり、子どもを危険から守るためであったりしますよね。
「〇〇くんが△円のお小遣いをもらっているから、自分もそれくらいほしい」という子どもに対して「中学1年生が管理するには額が大きすぎる」「大きすぎる額を持っているとトラブルに巻き込まれる可能性がある」といった理由で容認できないこともあります。
これは子ども同士で行く場所でも同じことが言えて、自宅から遠すぎる・馴染みのない場所の危険性を回避するために「良いよ」と言えないこともあるかと思います。
一方で、他の家はOKだけどわが家はNGとしてしまうと、友だち関係に影響してしまう懸念があるのもわかります。
ただ、子どもの安全や健全な友好関係を総合的に考え、親御さんが守らせたいルール(譲れないボーダーライン)はしっかりと決めておくべきです。
そのうえで、わが家ではなぜこのルールなのか、このルールを守らないとどのような危険性があるのか、などをお子様に説明しましょう。
頭ごなしに「ダメ」というと反発もしますし、親に隠れて子どもだけで遠くに行く・・ということが起こっても不思議ではありません。
大切なのは親子で話し合いをして、子どもが家庭のルールをしっかりと守ることです。
そして、お子様の成長を見ながら「ここまでは良いかな」と思えば、許容する範囲を広げていけばいいのです。
親子でコミュニケーションを密に取りながら、子ども同士の遊びのルールを決めていきましょう。