中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
少子化、子どもの貧困、虐待、いじめ、不登校など、子どもたちを取り巻く問題は多いです。
そんななか新たにこども家庭庁が設置されると、今の子どもたちや親である私たちにはどんなメリットがあるのかについて、お話ししていきます。
意見を言いやすくなる
Webサイトによるアンケート、SNS、パブリックコメントの収集など、こども家庭庁では子どもや子育て世代の人たちが意見を言いやすい・政策を決定するときに参加しやすい仕組みを作っていきます。
「困ったことがあるけど、どこに言えばいいの?」
「行政機関に話しても、政策を決定する“上”まで届かない!」
今までは、上記のような経験がある方がいました。
また、声をあげたにも関わらず「管轄が違う」と言われてしまったり、たらい回しにあった人もいるかもしれません。
そういったことをなくす取り組みで、子どもや子育てをしている人の目線に立った政策作りを基本方針の一つとしています。
途切れない支援を受けられる
さらに、子どもや家庭に支援が途切れないような政策も、こども家庭庁の取り組みの一つです。
政府の仕組み、子どもの年齢などによって、国から子どもや家庭への支援が途切れていたのが今まででした。
こども家庭庁では、その点にも着目。それぞれの状況に合わせて、途切れない支援が受けられるようにします。
誰ひとり取り残されない
今までは、貧困だから教育が受けられない、親権者に虐待されているから十分な支援を受けられない、など困っていて支援が必要でも「制度上、支援ができなかった」こともあります。
困難な状況にある子どもも、そうでない子も、すべての子どもが誰ひとり取り残されないようにするのも、こども家庭庁です。
今回は、こども家庭庁の「基本方針」に沿った、子どもや保護者の私たちにとってのメリットを解説してきました。
ですが、こども家庭庁はまだ設置前ですので「本当に困っていることが解消されるの?」「形だけで、今までと何も変わらないのでは?」といった気持ちになるのも分かります。
今回の「こども家庭庁」だけではなく、政府の活動(政治)は、私たち国民がしっかりと監視していく必要があります。
子どもたちが心も身体も健康で育つように、自分の個性や特性を活かしながら社会で輝く人に成長できるように、こども家庭庁の活動にアンテナを張りつつ、必要なときには声をあげていきましょう。
参考
こども家庭庁/内閣官房