中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
受験生の親御さんは、この時期頑張るお子様を応援したいあまり、怒りやイライラがつのることもあるかと思います。
受験生のお子様を見て、もどかしい気持ちになったり「自分なら・・・」「自分のときは・・・」と思ったりするのも分かります。
でも、この状態はお子様にとっても親御さん自身にとっても、良いこととはいえませんよね。
そこで今回は、イライラや怒りをコントロールする方法を紹介していきます。
まずは6秒耐える
「湧き上がってくる苛立ちをどうするか」これがポイントです。
そこで、まずは苛立つ気持ちを口に出すのを6秒間耐えてください。
心のなかでゆっくりと6秒数えると良いでしょう。
これはアンガーマネジメントでよく使われる手法で、怒りをコントロールする際に有効なテクニックです。
強い怒りだったとしても、長続きするわけではなく、数秒でそのピークが過ぎます。
そのため、6秒間をやり過ごせば気持ちが落ち着いていくのです。
口に出す言葉を変換する
6秒間をやり過ごしたら、口に出す言葉を変えてみましょう。
「もっと勉強したら?」とか「どうなっても知らないよ」ではなく
「お母さんもサポートするから、一緒に頑張ろうね」といった言葉に変換するのが大切です。
イライラしているときにそんな余裕がない・・と思うかもしれませんが、イライラしているときだからこそ
- 認めてあげる
- 味方であることを伝えてあげる
といった声掛けを意識しましょう。
感情を抑え込むよりも“行動”を変える
怒り、苛立ちなどの感情は「負の感情」といったイメージが大きいかと思います。
怒ってはいけない、怒りの感情を持つのは悪いことだ、と思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、怒りの感情を持つのは決していけないことではなく、怒りを感じるのは自然なことです。
そして、その自分の素直な感情を抑え込むのは良くありません。
怒りやイライラを無理に抑え込もうとするとストレスになり、親御さん自身が辛くなってしまいます。
そのため、自分の感情を変えよう・怒りを良い感情に置き換えよう、とするのではなく、声掛けという“行動”を変えましょう(これが先ほど説明した、言葉を変換するということです)。
また、最近イライラが多い、ストレスが溜まっている、と感じたら、適度に発散するのも大切。
ぜひお子様と一緒に、受験という大きな壁を乗り越えてあげてくださいね。