中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、間違った問題の分析・振り分けについてお話ししました。
今回は、分析を活かして学力をアップさせる方法を解説していきます。
分析結果を活かす
ケアレスミスは誰にでもあるもの。ただ、ケアレスミスを少なくするための努力は必要です。
解けるはずの問題でも、ちょっとしたことで点数がとれないのはもったいないですよね。
ケアレスミスには、傾向があります。
返却されたテストを毎回見直ししていくと、自分はどんなケアレスミスをしがちなのか分かりますので、気を付けるべきことも見えてきます。
いつもなら解けていたはずの問題・よく考えれば解けた問題を間違った原因は、練習が足りなかったからです。
繰り返しの学習が大切であり復習が最も効率の良い学習法ですが、その繰り返し・復習が足りないと、記憶がきちんと定着せずに間違ってしまうことも。
このような問題は、さらに繰り返して復習するようにしましょう。
一方、まったく分からなかった問題は、徹底的な学習が必要です。
ケースによっては、間違った問題の基礎を勉強し直すなどのさかのぼり学習が必要になることも。
重要なポイントをまとめつつ、しっかりと理解できるように学習していきましょう。
間違いを集めた「間違いノート」を作ろう
返却されたテストは、まとめて保存していつでも見直せるようにします。
さらに、間違った問題を集めた自分だけの「間違いノートの作成」も推奨します。
自分の弱みを集めたノートですが、勉強を進めていくと「しっかりと学習した自分の強み」のノートに変化します。
間違いノートにまとめるのは
- 間違った問題
- 重要なポイント
- 自分が分かりやすい解説
の3つです。
間違った問題の学習が終わったらテストを解き直す
間違った問題の学習が一通り済んだら、テストを解き直してみましょう。
1日後、1週間後、1カ月後の3回解き直すのがベスト。
何度も繰り返し解くことで理解が深まり、記憶の定着にも有効です。
「一度定期テストで出題された問題は100%解ける」くらいの仕上がりを目指して学習していきましょう。
定期テストは自分の不得意や弱点を発見する良いツールと捉え、この機会をムダにせずに勉強できれば、学力がぐんとアップしていきます。