中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は、やる気を目に見える・計測できる形にするメリットをお話ししました。
極端にいってしまえば「やる気を可視化する⇒学力がアップする」ということです。
今回は、やる気を可視化する方法を紹介しますので、ぜひお子様と一緒に実践してみてくださいね。
やる気を可視化する方法
やる気を可視化するには「モチベーション曲線」を利用します。
モチベーション曲線とは、やる気をグラフに表したものです。
縦はやる気の高さ・低さ、横は時間で記録していきましょう。
例として作成したモチベーション曲線は-0~10で記録していますが、0~10まででもいいですし、-5~5までなど、目盛りは自分の好きなように設定してかまいません。
また、記録するとなると「きちんと数値化しなくては」といった気持ちになってしまうお子様もいるかと思います。
しかし、もともと曖昧であり数値化するのが難しい「やる気」ですので、厳密な数字で記録しようと悩まなくてもOKです。
あくまでも目的は「やる気を目に見える形にすること」ですので、多少の誤差があっても気にしないのが大切です。
1週間は続けて記録する
モチベーション曲線を書きこんだとしても、1日で終わってしまっては意味がありません。
最低でも1週間は続けていきましょう。
やる気がアップしたとき・やる気が極端に下がったときなどには、何か理由があるかと思います。
モチベーション曲線の余白の部分や裏にでも良いので、その理由についても簡単に記録できるとベストです。
最初は自分のやる気がどの数字に当てはまるのか分かりにくくても、続けて記録をしているうちに、簡単に記入できるようになってきます。
モチベーション曲線を学校に持って行って記入するのは現実的ではないので、一日の終わりに振り返り、思い出しながら記入していくといいでしょう。