中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
新学期がスタートして1ヵ月。
学校行事やその準備で疲れの出ているお子様もいらっしゃるかと思います。
疲れをしっかりと取るためには、質の高い休養・睡眠が大切。
そこで今回は「休養や睡眠の質を高める方法」と「質を損ねるNG行動」についてお話ししていきますね。
人は寝ているときに身体を回復させる
たとえば、髪の毛一つとっても、寝ている間にダメージを修復させています。
睡眠は肉体の疲労はもちろん、脳の疲労も回復させる時間です。
睡眠の質が良ければ良いほど身体や脳が回復しやすく、逆に質の悪い睡眠は疲れが取れない原因になります。
「子どもだから元気だろう」「子どもだからすぐに回復するだろう」といった考えは間違い。
子どもでも疲れが溜まると体調を崩しやすくなったり、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなります。
夕食は3時間前、お風呂は2時間前までに
質の良い睡眠をとるために、夕食は寝る3時間前、お風呂は2時間前までに済ませましょう。
ご飯を食べると内臓が消化活動をします。消化活動中に寝てしまうと内臓が休む時間が短くなり、眠りが浅くなったり疲れが取れない原因となります。
また、体温が上がった状態では身体が覚醒してしまいますので、お風呂に入って2時間後くらいの体温が緩やかに下がってきたタイミングが入眠に適しています。
ご家庭のライフスタイルによっては難しいかもしれませんが、寝る1時間ほど前から照明を少し暗めにするのもスムーズに眠りにつく方法の一つです。
さらに、起床時に太陽の光を浴びて体内時計をリセットするのも有効。
朝なかなか目が覚めずに体内時計が狂ってしまうと、夜寝る際にも影響しますので、正しい生活リズムを心掛けましょう。
これはNG!
知っている方も多いかと思いますが、寝る前のスマホやゲームはNGです。
スマホやゲームから発せられるブルーライトや強い光はメラトニンという睡眠ホルモンの分泌を抑制するので、なかなか眠れなくなってしまいます。
小学生以上のお子様はカフェインを摂っても体に悪影響はありませんが、寝るまえのカフェイン摂取は避けましょう。
(ちなみに7~9歳では62.5mg、10~12歳では85mgが1日のカフェイン最大摂取目安量です)
- コーヒー200g=80mg
- 紅茶200g=44mg
- 緑茶200g=30mg
- コーラ350g=38mg
のカフェインが含まれています。
カフェインには眠気をとったり、気分を高める作用がありますので、質の良い睡眠を妨げてしまいます。
今回はお子様の休養・睡眠の質を高めるためにお話ししてきましたが、上記は大人にも有効です。
日頃の疲れをしっかりと取れるよう、ぜひ今回の記事を参考に家族で実践してみてくださいね。