中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
子どもは未来であり、可能性の塊です。
子どもの可能性や好奇心を潰さずに成長を促せるように、親としてできることは何か・・・。
今回は、そんなお話をしていきたいと思います。
可能性は誰もが持っている
子どもは誰もが可能性を持っています。
ですが、その可能性や才能が目に見えにくいことがあるのも事実です。
たとえ今は目に見えなくても、子どもには可能性があることを認識しておきましょう。
「桜梅桃李」という言葉があるように、桜や梅、桃や李はそれぞれが独自の美しい花を咲かせていきます。
子どもたちにも、それぞれに得意なことや良さがあり、それを伸ばすことが重要なのです。
ほかの子と比べない
「〇〇ちゃんは、水泳が得意で県大会に出た、〇〇くんは勉強ができて、学年トップの成績。なのにうちの子は・・・」
と、ほかの子とお子様を比べるのはNGです。
もちろん、より比較してしまいがちな兄弟とも比べるのも厳禁。
また「親御さん自身と比べる」というのも意外とやりがちなこと。
“子ども”の基準が自分の過去になってしまっている親御さんも少なくありません。
「私が小学校4年生のころには、恥ずかしがらずに大きな声であいさつができていた」「私が中学生のころには、親に言われなくても自主的に勉強できていた」
このように、だれかとお子様をくらべると、お子様は「自分は出来ない子なんだ」「自分はダメな子なんだ」「自分は人よりも劣っているのだ」と思い、挑戦することをやめてしまいます。
親の行動や声掛けは子どもの将来に影響する
子どもの可能性や好奇心を潰すような行動や声掛けは、子どもに呪いをかけます。
お子様が成長して大人になっても、自分の可能性を無意識に否定してしまうのです。子どものころに植え付けられたこのような認識は、大人になっても簡単にはなくなりません。
だからといって、お子様のやりたいことをすべてやらせるとか、子どもの言いなりになる必要はありませんが、可能性や好奇心を伸ばしてあげるような接し方が必要です。