中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回、前々回と夏休み明けの定期テストに向けたルール作りや行動・習慣化についてお話ししてきましたが、今回はタイプ別に習慣化を成功させるポイントを見ていきたいと思います。
行動が上手くいかない場合は?
自分で決めたルール・取り組みたい習慣化を頑張ろうと思っても、すべての人が上手くいくわけではありません。
上手くいかない理由はいくつかあって、その1つが「できなかった日があったから、もうやめてしまった」というもの。これは完璧主義の子に多いです。
そういう子には、失敗体験をさせないことがポイント。失敗しないようなルール作りはもちろんですが、挫折しないように親がサポートするのも重要です。
2つ目が、取り組み方が分からないタイプ。頑張ろうという気持ちはあるのに、どうやって頑張ればいいのか分からないので上手くいかない子です。
このようなタイプには、取り組み方をアドバイスして見守る・困っていそうなときに助け船を出す、といった方法が有効です。
3つ目が、やる気がなかなか起きない子。親から見て、もどかしさを感じますよね。
そういったタイプの子は、行動したらすぐに褒める・ご褒美を用意する・スモールゴールを細かく設定する、などの方法でやる気を引き出していきましょう。
4つ目は、やる気や行動力はあるけど、何かに気を取られてしまうタイプの子です。
このようなタイプの子は、気を取られる“邪魔なもの”を排除してあげるのが一番。
「勉強をするときは、親にスマホを預ける」といったルールを決める、気を取られるようなものがない環境で勉強をするなど、親御さんが協力して環境を整えてあげるとスムーズに取り組めます。
自分を律して定期テストまでの期間を過ごす
自分を律することは、正直に言って大人でも難しいときがありますよね。
誰でも自分が思うように行動できていれば(またはやめたい行動をしなければ)ダイエットも簡単に成功しますし、大人になってから資格をとるのも苦ではありません。
大人ですら難しいと感じるときがあるので、中学生のお子様ならなおさら。
そこで、親御さんのサポートが必要なのです。
ここから定期テストまでは、周りと差をつけられる大きなチャンス。
夏休み気分を排除して自分を律しながら生活できるように、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。