中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「夏休み中、子どもが家でダラダラしている」とお困りの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
勉強する時間がたくさんある夏休みだからこそ、もっとしっかりと勉強して欲しいと思いますよね。
子どもが家でダラダラするのはなぜ?
うちの子はダラダラして全然勉強しない…
親としては悩みの種ですよね。
「うちの子は怠け者だから」「うちの子は勉強が嫌いだから」そんな言葉を聞くことがあります。
しかし、ダラダラしているお子様は、本当は、勉強の仕方がよく分かっていないのかもしれません。
学生のころ、ご自身が優秀だった親御さんは「勉強の仕方が分からないなんてある?」と疑問に思うかもしれません。
逆に、社会人になってから独学で資格の勉強をした経験のある親御さんは「この勉強の仕方で本当にいいのか」「ムダな勉強法ではないのか」と悩んだ経験から、勉強の仕方が分からないお子様に共感できるかもしれません。
登山であれば「あの山に登りなさい」と言っても、山に登るには何を準備すればいいのか、どのペースで登ってどれくらいの間隔で休憩をとればいいのか、どの道を選択すればいいのか…など、具体的に提示してあげないと、遭難してしまいますよね。
実は、勉強も同じなのです。
分からないから手を付けられない・勉強の楽しさに気づいていないからやりたくない
「どうやってやれば良いのか分からないから手を付けられない」といったお子様もいます。
また、勉強の楽しさに気づいていないから、やる気が起きないのかもしれません。
大人の私たちであっても、つまらないことや楽しくないこと、面倒だと思うことは避けて通りたいもの。
お子様も同じで、勉強の楽しさに気づいていなければ「やろう!」とも思えませんし、ましてや「勉強したい」なんて思うのは不可能でしょう。
頭の良い子は家でダラダラしている!?
「期末面談で子どもを褒めると『え?学校ではそんなにちゃんとやっているんですか?家ではダラダラして、全然やらないんです』という親御さんが多いです」
これは、学校の先生がよく言うことです。
頭の良い子だったり、先生の言う事をきっちり聞くようなお子様には、家ではダラダラ過ごしている子もたくさんいます。
どこまでやれば“ちゃんとやっている”と判断するのか、どの部分を見て「ダラダラしている」というのか、は親御さんによって違うかと思います。
しかし、ガス抜きをする期間も必要だというのは、どの子も同じです。
お家でダラダラしているのは、家が安心できる場所だという証拠でもあるのです。