中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回は「第一志望が私立高校のお子様が今やるべきこと」についてお話ししました。
私立の受験をしたお子様は、合否にかかわらず、第一志望校受験の良い練習となったと思います。
とくに、会場の雰囲気などは、経験してみないと分からないことですが、その経験ができたことが、強みへと変わります。
今回は第一志望の公立受験にむけて、受験生が今やるべきことをお話ししていきますね。
私立に合格だったお子様
第一志望ではないものの、併願校である私立の結果が合格だったお子様は、まずはホッとしたのではないでしょうか。
とはいえ、第一志望である公立受験が控えていますので、継続して受験勉強をしていきましょう。
合格だったお子様にも、思ったように解けなかった問題や分かっているつもりだったけど間違えた問題などもあると思います。
自分の弱点を重点的に勉強して、第一志望校の合格を目指していきましょう。
私立に不合格だったお子様
第一志望ではなくても、不合格は精神的にダメージがあるものです。
「公立もダメだったらどうしよう」と、自信がなくなるお子様もいらっしゃいます。
親御さんは、結果がどうあれ今までのお子様の努力を褒めましょう。
そして同時に、励ましながらサポートをしてあげましょう。
「親は自分を理解してくれている」「親が全力で応援してくれている」と思うと、お子様は頑張れます。
第一志望校でいい結果がだせるように、以下を中心に学習しましょう。
- 新しい参考書などは買わず、今まで使用していたものを繰り返し勉強する
- 暗記はスキマ時間を利用して、効率的な学習をする
- 過去問を活用し、苦手な科目は基礎を固める
不安があると「新しい参考書を買って勉強したほうがいいかも?」と思うお子様もいらっしゃいます。
しかし、この時期に新しい参考書に手をつけるのはおすすめできません。
教材が異なると切り口も変わるため、混乱してしまったり不安が増す可能性があるためです。
さらに、暗記はスキマ時間を利用して効率良く学習をしましょう。
苦手な科目は無理に克服しようとしなくても大丈夫。基礎をしっかり学習できれば、得点につながりやすくなります。
徹夜をしてでも勉強をしたくなる気持ちもあるかと思いますが、規則正しい生活を心掛けるのも大切です。
充分な睡眠時間を確保して、感染症対策をしっかりしつつ、残りの期間の受験勉強に取り組みましょう。