中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「苦手な科目はないよ。全部得意!」といったお子様は、なかなかいません。
みんな必ずといっていいほど、苦手な科目があります。
そこで今回は、中学1・2年生に向けて「苦手の克服」についてお話ししていきますね。
今年度の苦手は来年度に持ち越さないようにしよう!
今年度の苦手を来年度に持ち越してしまうと、来年度に成績が上がりにくくなってしまいます。
とくに積み重ねの教科は負の連鎖が起こりやすく「全然理解できない!」「授業についていけなくなってしまった!」なんてことも。
積み重ね教科の分かりやすい例を挙げると、英語や数学です。英語や数学は、苦手な人が多い教科。
苦手をそのままにしてしまって、どんどん分からなくなったり、ついていけなくなったりしてしまうのです。
小さな苦手を放っておくと、時間がたつにつれて勉強し直すのが大変なほど大きな苦手へ。
そうならないためには「春休みに挽回」ではなく、3学期序盤の今のうちに先手を打っておきましょう。
今年度の苦手を克服するために、今やるべきこと
4月からここまで勉強をしてきて「苦手だな」「イマイチ理解できていない気がする」と思うことは、さかのぼり学習をしましょう。
そのために、まずは「どの単元が理解できていないのか」「どの単元が苦手なのか」をしっかり調べます。
そして、その単元までさかのぼって学習しましょう。
「一度習ったから」という理由で、サラッと見直すのではなく、丁寧に学び直すことが重要です。
また、親御さんには「褒める」と「励ます」を意識して行っていただければと思います。
苦手意識は、その勉強を遠ざけてしまいがち。そんななか、お子様が頑張って勉強をしたら、苦手を克服しようと努力している行動を褒めます。
また「頑張っても理解できないかも」「本当に克服できるのかな?」といった不安には、全力で励ましてあげてください。
苦手意識を消すことも、苦手を克服するためには重要です。
今のうちに苦手な科目や単元をなくして新年度にスムーズなスタートが切れるように、ぜひ参考にしてくださいね。