中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
長期休暇のあとは、気が緩んでいるお子様も多くいらっしゃいます。
この時期を逆にチャンスと捉えて、周りよりも少し多く勉強をしましょう。
今回は、長期休暇後少し多く勉強をするコツについてお話ししていきますね。
「少し多く」ってどれくらい?
冒頭で「周りよりも少し多く勉強をしましょう」とお話ししました。
しかし、この「少し多く」とは、どのくらいの量を指すのでしょうか。
人によっては5分、また違う人は30分を「少し多く」と捉えるかもしれません。
また、時間ではなく「いつもより5問多く」「いつもより1ページ多く」といった「量」で考える人もいらっしゃると思います。
解く問題や時間など「少し多く」の適正は、お子様によって違います。
「周りよりも少し多く」とはいえ、それに囚われすぎずにその子に合った「どのくらい」を決めるのが、ポイントです。
理解できたかが重要!
たとえば、いつもより10分多く勉強をすると決めたとします。
この10分間を集中して学べる子もいれば、ぼーっとしてなんとなく過ごしてしまうお子様もいらっしゃいます。
10分間なんとなく過ごしてしまっても、お子様は「少し多くやった」という認識になっています。
いつもより少し多い時間、机に向かっているのですから、当然ですよね。
しかし、これでは効率の良い勉強とは言えず、結果もついてきません。
そこで、少し多く勉強をするうえで、重要視していただきたいのが「理解できたか」です。
- 答え合わせ
- 間違い直し
この2つが、理解を促す最も大切な要素となります。
少し多く「やった」かどうかではなく、少し多く「理解できた」かどうかを保護者の方には確認していただきたいのです。
親子で一緒に長期休暇後の勉強に取り組む
仕事・家事など、お忙しい親御さんもたくさんいらっしゃいます。また、兄弟がいるご家庭では、他の子のお世話などもありますよね。
親御さんも大変かと思いますが、できるだけお子様の勉強に付き合ってあげていただければと思います。
その場で採点をしてお子様の少し多く頑張った努力を褒め、できなかったところも「一緒に頑張ろう」と励ましてあげることで、お子様の意欲を引き出します。
ずっと付き添うのが難しい場合は、「答え合わせをしたら見せに来る」「間違い直しをしたら見せに来る」というルールにして、理解できているかどうかのチェックを必ずやると良いでしょう。
長期休暇後をチャンスと捉え、お子様がステップアップするための勉強の参考にしてみてくださいね。