中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
今回は、中学1年生のお子様をお持ちの保護者様に向けて、お子様との関わり方についてお話していきます。
自分の学力・レベルがどのくらいなのかを把握しはじめてきたこの時期が、今後を左右する重要な分かれ目。
モチベーション高く勉強ができるのか、または勉強意欲をなくしてしまうのか。
お子様がやる気を持って勉強できるように「親として、どのように子どもと関われば良いのか」の参考になさってください。
自分の学力やレベルが分かると…
「学力レベルの高い子は、今後も意欲をもって勉強に取り組める」「学力レベルの低い子は、意欲をなくしてしまい、勉強嫌いになってしまう」というわけではありません。
「よし!次はもっと上を目指すぞ!」「悔しい!次こそは!」と思うのか。
「どうせやっても無理だし…」「やっぱり勉強は嫌いだなぁ」と思うのか。
今後のお子様の勉強へのモチベーションや成績は、今の順位やレベルではなく“捉え方と行動”によって大きく変わるのです。
親御さんのお子様との関わり方
「あきらめる」「自分は頭が悪いから」そんな言葉をお子様から聞くと、親としてはとてもショックですよね。
「やる気を持ってよ!」「どうして頑張ろうって思えないの?」と言っても、お子様は意欲を持つことができません。
また、「〇〇ちゃんは、10位以内だったんだって」「お兄ちゃんは、1年生のとき英語100点取ったよ」といっても、ライバル意識は喚起されません。
むしろ、さらに「自分には無理」「自分は〇〇と比べて、できない子なんだ」と思ってしまいます。
- 親は自分を信じてくれている
- 親はいつも自分の努力を認めてくれている
- 親も全力でサポートしてくれている
このようにお子様が思えれば、レベルアップに向かって努力ができるようになります。
具体的には
- 勉強した努力(行動)を褒める
- 過去と比較して褒める(比べるのは、だれかではなく、お子様自身。レベルアップした要因となる努力を褒める)
- 「分からないことは聞いてね」「難しいことは、一緒に調べよう」
- 「〇〇くん(ちゃん)は、やればできる子だって知っているよ」
などの声掛けをすることが挙げられます。
1日・1週間では、お子様の意識は変わらないかもしれません。
しかし、続けることで、お子様は自信を持てるようになります。
大切なのは、お子様と話す時間を持つこと。お子様がネガティブに捉えている事柄があれば、ポジティブに変換してあげましょう。
「自分ならできる!」と思えるように、ぜひお子様との関わり方の参考にしてみてくださいね。