中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
特定の科目ではなく、暗記・計算・文章題などの勉強に必須なスキルが苦手なお子様もいらっしゃると思います。
「暗記が苦手」「計算が苦手」「文章題が苦手」といった状態が続いてしまうと「英語が苦手」「算数・数学が苦手」「国語が苦手」と、科目の苦手につながってしまいかねません。
どうしたら勉強に必要なスキルの苦手を感じなくなるのか。
苦手意識を認めたうえで頑張ることはできるのか。
今回は、苦手を克服するためのお子様へのアプローチ方法を紹介しますね。
成功体験で苦手を克服
成功体験を積むと、苦手を感じなくなります。
暗記が苦手なお子様は、暗記を避けてしまいがち。「苦手だから」といった先入観を持っていると、できるはずのものでもできなくなってしまうケースが多く見られます。
そこで、「苦手」を「できる!」「わかる!」に変える必要があります。
具体的な方法としては「達成感を繰り返し味わう」ことです。
そのためには、簡単な問題(正解できる問題)を繰り返し解くのが有効。
小学5年生であれば4年生や3年生の問題など、「これくらいならできるかも」と思える問題に挑戦してもらいます。
そして、正解したら褒めてあげてください。これを繰り返すうちに「もっとやってみよう」と自発的に思えるようになります。
苦手=のびしろ
「苦手」は、ネガティブな言葉ですよね。親としては「子どもの苦手をどうにかなくしたい」と思うもの。
ですが、お子様に話すときは「苦手をなくそう」ではなく「苦手なら苦手のままでいいよ」とお話ししてあげてください。
苦手を無理になくすのはとても大変ですが、苦手は“のびしろ”です。
苦手を感じる暗記・計算・文章題などは、小さな努力の積み重ねで「伸びた!」を感じやすいのです。
苦手を得意に変える必要はありませんが、苦手を伸ばす努力が必要。
- 暗記が苦手だから、毎日3つの英単語の暗記にチャレンジ
- 計算が苦手だから、計算問題を毎日5問解く
- 文章題が苦手だから、3つの文章題を毎日解く
いつもの家庭学習とは別に、上記のような計画を立て、とくにお子様の「苦手の学習」には、一緒に付きあってあげてください。
そして、「苦手を勉強した努力」を褒めてあげると、お子様の学習意欲が湧きます。
苦手を意識したままでも「頑張ろう」と思えるのです。
苦手の克服には、時間もエネルギーも必要です。
親御さんが一緒だから・親御さんが褒めてくれるから、お子様は意欲を持って学習できるのです。
勉強に必須なスキル(暗記・計算・文章題など)に、自信のないお子様へのアプローチ方法として、今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。