中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回お話した「悪い習慣をなくす方法」。
最初は大変ですが、気を付けておこなうことで自分の行動をコントロールできます。
悪い習慣をなくしたら、今度は良い習慣を身につけていきましょう。
今回は、良い習慣(不足行動)を身につける方法についてお話していきますね。
成功したイメージを書く(言語化・可視化)
まずは、成功したイメージを紙に書いてみましょう。
何かを成し遂げようとするときには、イメージを具体的に、明確にすることが大切です。
書き出すイメージは、堅苦しいものでなくて大丈夫です。
- 早寝早起きをしたら、授業中に眠くならずに集中できるはず!部活の朝練も頑張れるから、レギュラーになれるかも!
- 毎日1時間勉強を続けたら、成績上位に入れるかも!難しいと思っていた希望校への入学も夢じゃない!
たとえば、上記のように書き出してみます。
紙に書き出すことで、成功したときのイメージが明確になり、モチベーションもアップ。ワクワクした気持ちで取り組めます。
環境を整える(形から入る)
良い習慣を身につけるためには、環境を整えるのも一つの方法。
たとえば、新しい文房具を買ったり、机を整理したり。
勉強時間を測るために、お気に入りの時計を買うのもいいと思います。
さらに、塾に入ったり、オンライン塾を契約したりといったことも、環境を整える方法です。
親御さんにとっては出費になってしまいますが、お子様のやる気を引き出し、意欲的に勉強に取り組んでくれると嬉しいですね。
ご褒美を用意する
ご褒美を用意するのも、良い習慣を身につけるのに有効な方法です。
1日1時間の勉強を1週間続けたら、「ケーキ」や「お子様の好きなメニューの夕飯」などのご褒美を準備すると、継続へのやる気もアップします。
さらに、お子様にとっての最大のご褒美は、「親御さんに褒めてもらうこと」です。
週に1回とは言わず、その都度・毎日でも褒めてあげてください。
また、いつもよりも多く問題を解いたり、難しい問題が解けた日には、さらによく褒めてあげるようにします。
「自分の努力を、親はいつも認めてくれている」と分かれば、お子様は真っすぐに努力するようになります。
お子様の悪い習慣を良い習慣に変えられるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考:『気づいたらうちの子…勉強してる!』著者:石田淳