中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
最近学校などの教育現場でよく使用されるようになった「アセスメント」という言葉。
アセスメントとは、いったい何なのでしょうか。
今回は、「アセスメント」の正体について、お話していきます。
アセスメントとは?
アセスメントを一言でわかりやすく表現すると「評価」や「診断」という意味になります。
英語の「assessment」が語源です。
しかし、アセスメントという言葉は、何に(またはどこで)使用するかによって、微妙に意味合いが異なります。
たとえば「環境アセスメント」は、何かの施策が環境に与える影響を事前に調査する方法です。
対して「看護アセスメント」は、対象となる人の情報を収集・問題解決の糸口を見つける方法です。
どのような場面で使用しても、共通して言えるのが「客観的に物事を評価・診断する」ということです。
学校現場で使われるアセスメントの例
ここからは、学校現場で使用されるアセスメントについて見ていきましょう。
- 心理アセスメント
- 学力アセスメント
- 対話型アセスメント
学校現場でよく使われるのは、上記の3つのアセスメントです。
能力テスト・行動観察・面談(対話)などから特性を把握して、児童・生徒のそれぞれに合った教育法を見つけていくアプローチです。
同じ学年、同じクラスであっても、児童・生徒は一人ひとりの個性や特性も違えば、家庭環境も異なります。
また、抱えている問題もそれぞれに違いますよね。
学校は、勉強を教えるだけではなく、一人の「個」を育成する大切な場所でもあります。
児童・生徒一人ひとりにスポットを当て「評価・診断をしてより良い指導方法を見つける」という目的のために行われているのがアセスメントなのです。
次回は、アセスメントが多用されるようになった背景を考察していきたいと思います。