中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
「問題文をしっかり読みましょう」「文章をしっかり読みましょう」
よく耳にする言葉ですよね。
しかし「しっかり読む」とは、具体的にどうしたらいいのでしょうか。
問題をより理解し正しい答えを導きだすために、今回は文章をしっかり読む方法についてお話しますね。
しっかり読む=正しく理解する
「文章をしっかり読む」ということは、その文章を正しく理解するということです。
要点や著者の言いたいこと、問われていることなどが分かれば、その文章をしっかり読んだといえます。
文章をしっかり読む方法 その1.疑いながら読む
文章をしっかり読むための方法の1つとして「疑いながら読む」ということが挙げられます。
- 「これは著者の主観ではないか」
- 「反対のことも言えるのではないか」
- 「この根拠は信頼できるのか」
など、あらゆる方向から疑い、頭のなかで反論し「疑った結果、やっぱりこれは正しい」と納得することが、しっかり読むことにつながります。
「疑う」というとネガティブな言葉に思えますが、文章や物事を理解するうえでは重要な要素であるといえます。
(お子様にネガティブな言葉で教えたくない…という親御さんは「疑う」という言葉を「反対意見」、小学生のお子様であれば「天邪鬼な気持ち」などに置きかえて伝えるのもいいと思います。)
文章をしっかり読む方法 その2.重要な箇所をチェックする
文章をしっかり読み理解するために、重要なところにチェックを入れるのも1つの方法です。
- 線を引く
- 丸で囲う
チェックの入れ方は、やりやすい方法でかまいません。
「次の文章中にある断定の助動詞には-線を、丁寧の助動詞には=線を書きなさい。」
という問題であれば、「断定の助動詞」「-線」「丁寧の助動詞」「=線」にチェックをいれます。
重要な箇所をチェックすることで、文字の羅列のなかから大切な部分を可視化、より理解しやすくなります。
文章をしっかり読むことは、読解力を養うことにつながります。読解力は社会に出ても必要になるので、今のうちからしっかり身につけておけるといいですね。