中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、教室長の丹下です。
いよいよ学校も始まりましたね。
元気に学校に行けるよう、子供たちにエールをしてあげてください!
今回は、前回までの英語のコツをもとに
私の担当している生徒の中学生Tくんを紹介します。
Tくんは、英語が大の苦手で、「嫌い!」という気持ちがとても強い子でした。
小学生のときに英語を全く習ったことがなく、
中学で本格的に授業が始まって
中1の序盤でついていくのが難しくなったそうです。
中1の終わりから一緒に勉強を始め、最初に私が思ったのは、
「なんて書いてあるのか読めない・・・」ということでした。
ただ字が汚くて読めないということではなく、
文字の隙間がつまったり空いたりしているというものです。
例えば、「I pl a y theg ui tar. 」というような感じです。
「とにかくノートを埋めないと」というやっつけ作業になっているうえに、
手元を全く見ずに書いている状態でした。
(これがなぜダメかというのは、以前にブログ内で紹介したのでそちらをご覧ください。)
「まずこのクセをなくさないと」
私はTくんに自分が書いた英文を発音させてみました。
「アイ プレイ・・・ザ?・・・読めない・・・」
ついさっき書いたばかりの自分の字が読めていませんでした。
「単語ごとに正しく間隔を空けて書かないと、
単語も覚えられないし、文法もわからないよ!
単語ごとに色ペンで〇を書いて英文を書くようにしよう!間隔を空けて書く練習!」
わたしは強制的にTくんにこの方法で練習するようにさせました。
面倒くさい、こんなん意味あるの?やめていいですか?・・・
文句もたくさん言いながらも1か月続けてやってくれました。
塾だけでなく学校の宿題でも。
そしたら、自然と単語ごとに間隔を空けて書けるようになりました。
また、「単語が前よりも覚えられるようになった!」と嬉しそうに報告してくれました。
もう間隔を空けて書くクセもついてきたころ、
「もう〇を書くのは卒業するか!」と提案しましたが、
「この方が単語が覚えやすいので、もう少し続けていいですか?」と。
もう今では〇を書くことは卒業しましたが、
もう以前のようなノートではありません。
〇を書く、というちょっとしたことですが、その積み重ねが結果を生んだのです。
大切なのは、「続けること」です。
Tくんの継続する力が成果につながりました。
小さなことでも続けてみてください。必ず何か変わるはずです。