中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
テスト勉強に受験勉強、勉強しなければとわかってはいても、なかなか集中力が続かない…というお子さまもいらっしゃるでしょう。そんな方は「勉強宣言」を取り入れるのがおすすめです。
今回、次回と2回にわたり「勉強宣言」についてお話します。
「勉強宣言」とは?
「勉強宣言」とは、誰かに勉強する内容を宣言してから勉強机に向かう方法です。
集中力が続かない多くの方は、なんとなく勉強を始めたり、保護者の方に言われて渋々机に向かうなど、受け身の姿勢から勉強を始めることが多い傾向があります。
他者に「これから○○を勉強します」と宣言してから勉強を始めることで、能動的に机に向かう事ができます。
周りの方も「この子はこれから勉強するんだな」ということがわかるため、その間は静かにしておく、声をかけるのを控えるなど、協力体制が取りやすくなり、結果的に集中して勉強できるようになります。
「勉強宣言」のメリット①
「勉強宣言」は、前述のように周りの協力を得やすいのはもちろん、自分自身に多少のプレッシャーをかけられるというメリットも。
宣言した以上はやらないと格好がつかないため、どうしても勉強することになります。
続けていくと、「宣言通りに勉強できた」という達成感を得ることで成功体験を積み重ねていき、よりやる気が出るという良いサイクルにのることができるでしょう。
「勉強宣言」のメリット②
また、「勉強宣言」を行うことで自分の中でも「これから勉強するぞ」というマインドになり、スムーズに勉強を開始できるという効果も期待できます。
なかなか勉強に集中できない理由の一つに「気持ちが勉強に向かっていないから」ということが挙げられます。
例えば、特に宣言をせず、SNSやテレビなどを見ながら勉強すると、どうしても意識は楽しいと感じることに向かってしまい、なかなか勉強の内容が頭に入ってきません。
「勉強宣言」は、人に宣言を聞かせるだけでなく、自分にも「自分は今からこれを勉強するんだぞ」という気持ちに向かわせる準備体操の役割も果たすのです。
◎参照
STUDY HACKER「勉強がはかどらない社会人は必見。「勉強宣言」をするだけで得られるメリットがすごい」