中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
お子さまの頑張りを上手に褒めたいのになかなかうまく伝えられないことはありませんか。
どんなに褒めてもお子さまに響いている様子がない場合、間接承認を心がけると効果的なことがあります。
そこで今回は、「間接承認」についてお話します。
間接承認とは?
承認には、直接承認と間接承認があります。
直接承認は、例えば保護者の方が直接お子さまに「頑張っているね」などと声をかけることを言います。
それに対し間接承認とは、「○○さん(例えば学校の先生や塾の先生など)があなたのこんなところを褒めていたよ」など、第3者がお子さまのことを褒めていたと伝える方法です。
大人でも、直接褒められるよりも自分の知らないところでだれかが褒めてくれていたと知るとより嬉しいものですよね。
同様に、間接的にお子さまの頑張りを認める言葉をかけてあげることで心に響きやすくなります。
言葉をかける時のポイント
承認の言葉をお子さまにかける際には、結果を重視するのではなく、成長した部分や過程に着目して声をかけるのがおすすめです。
例えば、「先生がテストの点数が良かったと褒めていたよ」というよりは、「頑張って勉強していた英語がよく伸びていたと言っていたよ」のように、成長や努力を認めるような言葉がかけられると良いでしょう。
もちろん、結果を出せるということは素晴らしいことですから、その際は「集中して取り組めていたよね」など、過程とセットにして声掛けされることをおすすめします。
承認されることでやる気もアップ
頑張りや工夫を認められると、「もっとやってみたい」「自分をさらに高めてみたい」というやる気が湧き上がってきます。
間接承認で声をかけることで、いろいろな人が自分を見ていてくれるんだ、自分を認めてくれているんだと感じられ、安心感もありますし、前進する力が湧いてきます。
思春期に突入し、保護者の方の言葉を素直に受け取ることができない時、他の誰かの言葉なら聞くことができるということもよくあるでしょう。
ぜひ、間接承認での声掛けを試してみてくださいね。