中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
先日、塾生の希望者を対象に「表現力講座」を行いました。
講師は、地元で俳優活動を行っている夏目さん。なぜ、これからを生きる子どもたちにとって必要なのが「表現力」なのか。夏目さんからお話を伺いました。
今回の講座では、とにかく全身をめいっぱい使って、参加者全員で簡単なミニゲームをしたり、ちょっとしたキャラクター作りを行いました。最終的には簡単な戯曲の一部を使って2人1組で思い思いに演技をしてもらいました。
勉強においても日々の生活においても、より能動的で主体性を持つことを求められている子どもたちに、「表現する」ということを通して、自分自身にどんなことが起こるのかを自ら観察してほしいと思っています。
例えば自分の考えをみんなの前で発表したり、自分のことを話したり、頭の中で自由にイメージしたことを自分の身体で表現したり・・・。そういうことを恥ずかしがるお子様は多いと思います。
その恥ずかしいという気持ちはもちろん、その上で何かを表現することで気持ちが明るくなったり楽しい気分になったり、そんな自分自身に起こる変化を感じるのが表現者としての第一歩なのかなと思います。
近年、新学習指導要領による教育改革が始まっていますよね。
学校のテストは選択問題よりも記述問題が重視されるようになったり、授業中もただ先生の話すことを聞いてノートを書くだけでなく、子どもたちが何か発言したり発表することを求められるように変化してきているのではないでしょうか。
それらはすべて「表現力」が必要とされることだと思っています。
「自分が感じたことを自分の言葉で書く」「自分が感じたことを自分の声で、時には身体も使って発表する」
そういうことが楽しいと思えるようになったら、これから学校で大きな強みになると思いませんか。
そして、このようなスキルは学校だけではなく社会でも求められることが増えています。
言われたことを淡々とやるよりも、「自ら考えたアイデアを上司に発表し、取引先にも提案ができる。」「お客さん相手に、商品を自分の言葉で表現することが出来る。」そんな人材の需要が高まっているのではないかと思います。
それらを実現できるのが「表現力」。学校でも、社会でも求められる力が「表現力」なのです。
講座を受けた子どもたちからは「自分ひとりでは思いつかないようなキャラクターが出来上がって楽しかった」「時間があっという間だった」「またやりたいと思った」という声を聞くことが出来ました。
急速にAI化が進む時代。そんな時代だからこそ子どもたちには、ロボットには出来ないような人間ならではの「想像力」「表現力」を身につけていってほしいものですね。