中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
前回、前々回と新学習指導要領の変化点についてお話しました。
学習内容が変わると、どういった観点で評価されるのか、またどのような準備が出来るのかが気になりますよね。
そこで今回は、評価の観点のポイントとご家庭で出来るサポートについてお話します。
4観点から3観点の評価へ
これまでの学習評価は「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」の4つの観点から、各教科の目標に対してどれほど実現できているかを判断していました。
この評価方法は、「知識・技能」について「知識・理解」と「技能」の2観点で評価するなど、複雑な評価基準となっていた感が否めません。そこで、今回の学習指導要領改定に伴い、学習評価の観点も見直されることになりました。
新しい評価では、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から目標に対する実現状況を判断されます。
これは、新学習指導要領で育成すべきと考えられている「三つの柱(※1)」に対応したものだといえるでしょう。
※1 新学習指導要領では、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力・人間性」を三つの柱とし、育成するとしています。
新しい評価の観点に対する準備
では、このような評価観点の変更に対して、どのような準備をしていけば良いのでしょうか。
「知識・技能」では、単語や語句を覚えているかなどの事実的な知識の習得だけでなく、課題に対し文章で答えられるか、式やグラフを用いて説明できるかなどが問われるようになります。
「思考・判断・表現」では、ペーパーテストの結果だけではなく、授業中に行われるグループワークでの発表や作品制作などが、評価の判断材料に取り入れられると言えるでしょう。
「主体的に学習に取り組む態度」では、粘り強く自らの学習を調整していく力が身についているか、を含めて評価されることになります。
こういった点を意識して学習に臨んでいきましょう。
ご家庭でできるサポート
家庭学習では、単に問題に正解することを目指すのではなく、なぜその答えになるのかというプロセスを考えることもポイントになります。
どういう考えに基づいてその答えを出したのかを説明する練習を行うと、考えが整理できるでしょう。
また、日頃から周囲で起こっていることに関心を持ち、ご家庭でニュースについて話し合うなど、コミュニケーションを取りながら自分の考えを伝えることを習慣化していくことも大切です。
新学習指導要領による教育改革により、戸惑うことも多いかもしれません。
勿論、何も準備せずに来年度を迎えればその分つまづく可能性も高くなってしまうでしょう。
新学年を迎える前である今、知識として何が変わるのかを知っておくことも、立派な準備のひとつです。
ぜひ、教育改革についてお子様と共有し、準備をしてから新年度を迎えるようにしてください。