中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
今年度は、新型コロナウイルスの流行により多くの中学校が臨時休校となるなど、例年とは大きく状況が異なっています。
そこで今回は、新型コロナウイルスによる公立高校入試への影響についてお話します。
文部科学省による通知
文部科学省は中学校の臨時休校の影響を踏まえ、各自治体へ令和3年度の公立高校入試の実施に関し配慮を求める通知を出しました。
その主なポイントは以下の3点です。
- スポーツ・文化関係の行事や大会、資格・検定試験等が中止、延期又は規模縮小となったことによる不利益を、受験生が被ることがないようにすること。
- 休校の影響により出席日数や学習評価の内容が少ないことで、受験生が不利益を被らないようにすること。
- 休校実施の状況を踏まえ、出題範囲や内容、出題方法について必要に応じた適切な工夫を講じること。
この通知に対応するため、各都道府県は追試日程の設定や、出題範囲を縮小するなどの変更を発表しました。
ただ、どのように対応するかは各自治体によって異なるため、ご自身が受験する学校の対応については、こまめにチェックしておきましょう。詳細は各都道府県の教育委員会HPにてご確認いただけます。
変更による影響
さまざまな変更の中でも、特に影響が大きいのは出題範囲の変更でしょう。
範囲が縮小された場合、その部分はもう勉強する必要がないと考えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、入試に出題されないからといって、学ぶ必要がないわけではありません。なぜなら、授業で学習する以上、定期テストに出題される可能性は、大いに残っているからです。
また、受験する学校によって出題範囲が異なることがあるため、注意が必要です。
効率的に学習することは大切ですが、削減された範囲を全く勉強しないのは危険です。
定期テストの勉強と受験勉強、上手に切り替えてメリハリをつけて勉強しましょう。
ただでさえ緊張する受験で、例年に比べ多くの変更があり不安も大きいと思います。
受験生ご本人も保護者様も、最新の情報をチェックしながら、本番に備えておきましょうね。