中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の柵木です。
ついに夏休みが始まりましたね。
受験生の中にも、部活の大会を控えている子、すでに部活を終えて受験に向けて準備している子
様々だと思います。
ぜひ部活をやり切って、その勢いで勉強もがんばってもらえたらと思います。
さて、保護者の方の中にも「子どもが受験を経験するのは初めて」という方もいると思います。
今回は、受験を控えた夏休みに「200時間勉強する」という目標を立てて頑張ってくれた私の生徒のお話をします。
参考にしてもらえたら幸いです。
その生徒とは夏休みで「200時間勉強する」という目標を共有しました。
部活があって勉強時間が取れず、そのままずるずる夏休みを始めていました。
受験生で勉強のスイッチがなかなか入っていない子には
「何を勉強するにしても、まずは時間を確保しよう」と伝えています。
200時間というと、夏休みが大体40日くらいなので、1日5時間の勉強時間ですね。
よく聞く話で「量より質」という話があります。
最終的にはその通りですが、最初から質(効率)を求めても量がなければ身に付きません。
そのため、その生徒にも「まずは量をこなそう」という話をしていました。
目標を決めてから少し経った頃、ただ時間だけが過ぎている様子もあったので、
授業後その生徒に軽く「今日は何を覚えられたかな?」と尋ねたところ「ん~、わかんない……」とのこと。
そもそも家での勉強も「気が向いたのをやる」というだけで、
ただただ作業的な時間が過ぎていました。これではいけません。
それからその子に「次の授業後にまた先生から質問するから、何を覚えたか教えてね」と伝えました。
授業前には○○をやるから覚えてね、授業後には○○を覚えた?という単調なやり取りを繰り返しました。
これは効果があり、傍目に見ても日々の勉強で何かを身に付けている様子がうかがえました。
その流れで「家での勉強も、『何を覚えるか』『何を身に付けるか』を決めてから取り組むといいよ」と話すとそれを家でも実行してくれました。
本人としても効果を実感できたようで、夏休み、きちんと200時間やり切ってくれました。
この「目標を決めてやりきる」という経験が大事で、9月以降も家での勉強のペースは落ちず平均4~5時間を維持してがんばってくれました。
結果はもちろん合格、がんばった成果が実って嬉しい限りです。
夏休みできちんとペースを作れた子は9月以降も頑張れます。
9月以降も見据えて、どれだけ夏休みをやり抜くことが出来るかが大事です。
受験生には悔いのないようやり切ってもらいたいですね。