中学生のテスト勉強を応援!行動科学を使った声かけ方法とNG例
こんにちは、個人指導専門塾の服部です!
今回は前回の最後にお伝えした
「途中式って大事なの?」
ということについてお話しさせていただきます。
結論から言いますと、皆さんおわかりだと思いますが
「めちゃくちゃ大事」です!!
では、なぜ大事なのでしょうか?
まずその前に、
子供たちはなぜ途中式を書かないのでしょうか?
多い理由は2つです。
① 面倒臭い
② 暗算で出来る
自分も昔その一人でした・・・。
でも、よく考えてみてください。
ノートの隅に筆算書いていませんか?
そして、それを消していますよね?
そっちの方が面倒臭くないのかな?
子供たちの姿を見ると、そんな疑問を思ってしまいます。
では、途中式が大事な理由はなんなのか。
それは3つあります。
1つ目は、今後の大学入試の記述式の問題で一番大切なのが途中式だからです!
答えは、途中式が出来ていれば自然と正しい答えがでる、と捉えられています。
つまり、高校生あたりから答えが正しくても点数はほとんど貰えなくなります。
小学生、中学生から途中式を書かない癖がついていると高校になってからが大変になってしまいます!
2つ目は、間違った時に自分がどこで、なぜ間違えたのか、が分かるからです。
テスト最中に最初から計算をして、見直して…は大変ですよね?
数字があっているかの確認作業のためにも途中式は大切なのです。
3つ目は補足に近いですが、念の為の証拠です。
先生がチェックする時にちゃんと問題をやったと言う証拠になります。
つまり、自分はしっかり問題を解きましたと言うアピールになります。
自分を守る為にも必ず途中式を書きましょう。
以上、3つご紹介しました。
書くことは非常に面倒くさく感じるかもしれませんが、
最後に自分が楽になったり、
先生に疑われなかったり、
「途中式を書く事」は自分のためなのです。
また、よく生徒に伝えていることですが、
途中式を書くことによって問題を間違えた際に、
「計算のミス」なのか「考え方のミス」なのかがわかると伝えています。
そして、「勉強のやり方」に通じる話ですが、
自分の考えを紙に書く(アウトプット)ことで、思っている以上に理解度が増します。
例題などを、数字や式を丸々覚えようと必死に目に焼き付けている生徒もいます。
その行動に意味はありません。
問題や解説をノートに書き込みながら
「なんでこうなるのかな?」
「この部分はどこの数字なのかな?」
など考えていけるようになれば、前回お話した数学の必要性に繋がります。
ちなみに、出来る子ほど実は途中式を書いています。
テストは満点、つまり上限が決まっていますよね?
そんな中、できる子達は上の方でほぼ同じ点数になります。
では、どこで差が付くのか・・・?
答えは、「小さなミス」に気付けるかどうかです!
そのためにも、途中式は見やすい様に必ず書きます。
小さなメモも1つ残らず記入しているのです。
最後の確認作業を楽にするためにも、残さず書き残すことって大切だと思いませんか?
以上を踏まえても途中式は非常に大事だとわかっていただけたと思います。
次回は「文章題」「図形」に関してお伝えしたいと思います。
また、閲覧よろしくお願いいたします!